ココハウスは年末年始のお休み期間に入りましたね。
ここで個人的に実験を始めたいと思います。
題して『ココちゃん青写真実験』
青写真とは?なんぞや。
と思いますよね。それは一度は見たことがあるんじゃないでしょうか。
これです。昔の設計図にありましたよね。
今回はこの技法を使ってココちゃんを作る実験をしようと思います。
この技法は青写真=サイアノタイプと呼ばれる技法で、一番単純な調合で2種類の薬品を使います。
※用意するもの
・クエン酸鉄アンモニウム
・フェリシアン化カリウム
・デジタルはかり
・無酸性紙(今回使用するのは「Archesアルシュ 水彩紙 パッド 300g 極細 ホットプレス)
・現像用バット/水洗用バット
・薬品塗布用の刷毛
・水洗後に水分を取るためのスポンジ/スクイーズでも可
さて、簡単ですね。たったこれだけの用意でサイアノタイプが始められちゃいます。
今回はフォトグラム(カメラを用いずに、印画紙の上に直接物を置いて感光させるなどの方法)のように写真の像は作らないけど
写真の技法を使った作品になる予定です。
なので本当は写真をプリントして像を得るためにネガを作りますが、今回はその技法はやらないので割愛します。
さて、ここから道具が用意できたら薬品を溶きます。
薬品を使うためには使用する数日前に溶いて、薬品を安定させる必要があるのでもう用意しちゃいます。
今回使う薬品の調合は
水100ml:クエン酸鉄アンモニウム25g
水100ml:フェリシアン化カリウム10g
この調合を使いたいと思います。
100mlの薬品だと塗布したといに流石に心許ないので、300mlずつ作ることにしましょう。
75gのクエン酸鉄アンモニウムってけっこうな量感ですが、溶いちゃいます。
水溶性が高いので簡単に溶くことができます。
薬品が溶けた緑色になります。すごい色ですね。
そして、タンクで保管。
次はフェリシアン化カリウムを30g溶いていきたいと思います。
個人的にこのフェリシアン化カリウムは思い入れが強くて気に入ってます。
30gは少ないですし、同じく水溶性が高いのですぐに溶けます。
これは溶くと黄色っぽい色になります。同じくタンクに入れて密閉して保管。
よし、これでサイアノタイプの準備ができました。
数日後のプリント作業に向けて薬品を寝かして落ち着かせます。
ココちゃん青写真実験 その2へ続く
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