この物件は当初から気になっていました。
物件としてはすばらしいのですが、このままではどうにもならない。
でもきっと生まれ変わることができる。
どんな方にどんな店をやってもらうのがいいのか、そうずっと考えていました。
しかしそこは一等地、当初はかたくななオーナーさん、条件も厳しく難航が予想されました。
それでもこまめに通い話しを聞いてもらったり、事情を伺ったりという時間を経ていよいよ具体的なお話ができるようになりました。
そしてそこに推薦できるお二人の来店があり、そこから具体的な話となりました。
場所はいいんだけどなぁ・・。
借りたい、でもなぁ・・。
この借りる側の「でもなぁ・・」を解決すること。
借りてもらいたい、でもねぇ・・。
この貸す側の「でもねぇ・・」を解決すること。
双方の言い分はしごくごもっとも。
双方それぞれリスクがあります。
そんな双方の要望希望を聞き調整してそして終着点を探す。
これがサポートするわたしのお仕事。
そして行ったり来たりを経て時間をかけ、
「この人になら貸したい、頑張ってもらいたい」と言ってくれたオーナー。
「ここでなら頑張れる、オーナーさんにも喜んでもらいたい」と言ってくれた借りる方。
双方のでもなぁ・・は、解決されました。
そしてこの頃には信頼関係が生まれ、3人が同じ目標に向かうことになります。
一緒に店づくりができることが何よりうれしいです。
サポートをしていてよかった、と思える瞬間です。
2ヶ月半後には、洋品店だったところはイタリアンレストランに、事務所だったところはタイレストランに変身します。
眠っていたビルも動き出して、そして地元の人にも喜んでもらい足を運んでもらえるような店になることを願っています。
きっとなります!