昔、見ちゃったんです・・

GW中、久しぶりに散歩に出ました。

 

この時期、他県ナンバーで道路は大渋滞。

日頃から、通り過ぎる車の

ナンバープレートを見ては、

その土地に、思いを馳せるのが好きな私は

歩いているだけで旅行気分に。

 

プラプラ・・

姉妹がお世話になった幼稚園

 

こちらの幼稚園、

一人、一人の個性を尊重して、

自由にのびのび！がモットー（な雰囲気）

娘二人も、楽しい園生活を送れました。

 

が、しかし一度だけ！

私は目の当たりにしてしまったのです。

 

それは、長女が年少組の時の

保護者親睦会のレストランでの事。

「初めまして～」的な挨拶をして、

最初は和やかに、世間話をしていた私たち。

 

そこで中心的存在の女性が、

「皆さん、ご主人の職業は？」

 

その一言で、

その場にものすごい緊張感が走り、

私のそばにいた数名の女性は、

大企業の面接でも受けているかの様な

面持ちで

「アートディレクターです！」だの

「何ちゃらです！！」だの・・

そしてその後は、延々と旦那様の仕事話・・

初対面なはずなのに、

瞬く間に、上下関係、

末端（？）は米つきバッタの様にへコへコと・・。

 

は？　何コレ？？

見ているだけで異様、

それに馬鹿馬鹿しくもなって、

私たちの周り何人かは、

そのままスルーで他の話を・・

 

そして後に、TVやら雑誌で

「ママ・カースト」なるものを知り納得！

 

この幼稚園、

保護者同士の付き合いが密でしたが、

こんなのは、後にも先にも一度きり。

今となっては

「面白いモノ見られたな」と・・。

 

ただ、今でも

「ママカーストの苦悩」的な記事を目にすると、

あの、痛々しい雰囲気を思い出すんですよね。

彼女たち、自分からドツボにハマって行ってる様に

見えたけど、そうしてしまう何かがあるのかな。

子どもが仲間に入れないだの、いじめられるだの、

いろいろ理由づけするんでしょうけど、

そのカーストとやらの、

外の世界の方が遥かに広いこと、

見えなくなっちゃってるのかもね。

 

この件に限らずだけど、

つい親って、自分の都合の悪い事、

子どものせいにしちゃう。

人に言い訳しているうちはまだいいけど、

やっかいなのは

その言い訳を、自分の心にも言い聞かせて

いつしかそれを、

本当の理由だと思い込んでしまう事。

 

怖い、怖い・・

 

どんなに忙しくても、

「自分自身に戻る」時間を

一日のうちに必ず作ろう。

 

きちんと自分と向き合って

どんな時も、自分を幸せにしてあげよう。

 

母親として、女房としてもそうだけど、

やっぱり、自分自身として

輝いていたいもの。

 

子どもたちの成長が、あまりにも早く、

「あっという間に巣立ってしまうんだな・・」

 

そんなことを感じ始めた

母親モード全開！！な私は、

こうして、自分自身を戒めるのでした。