COCOかわら版
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㈱木助さんのリノベーション現場にて勉強会を開催しました。
↓㈱木助代表石岡さん
逗子市内某所の一軒家の中は天井も床も取り払われてあれもこれも丸見え状態。
↓基礎と束石
↓金属製の火打
「火打」とは地面と水平に配された木材の直角を維持するために45度の角度で入れられた斜め材です。
このおうちが建てられた当時は金属材の火打が流行っていたそうです。
↓太鼓材の立派な梁
「古民家」とまではいかない古家でも、天井をはがすとこのような味わいある材が出てくることがあります。
これをうまく見せて雰囲気を出すというのも一つの手。
↓筋交い
筋交いは地面と垂直に配された木材の直角を維持するための材。
これがしっかり入っていないと建物は倒れてしまいます。
でも、壁を抜くなど大胆な間取りの変更をするときには、筋交いがどこに入っているかあらかじめわかっていなくてはいけません。
石岡さんは天井裏、時には床下にもぐることでその場所を調べます。
なぜ床下にもぐると筋交いの場所がわかるのか。
↓これを見ると理由がわかります。
床をはがした状態。向こうに見える縁側と同じレベルに床がありました。
その下の部分は、壁の中の様子が見えるようになっているのです。
なので、床をはがさずとも、床下にもぐれば筋交いの場所がわかるのです。
↓石岡さん!柱にヒビが!
これは「背割れ」ですね。木材は乾燥することで変形してしまうため、あらかじめ柱の中央に割れ目を入れておくものです。
他にも、断熱の方法やユニットバスへの変更、一階部分の屋根をルーフバルコニーにするなど、実際の施工部分を見せてもらいながらその方法や予算など細かく解説してくれました。
石岡さんありがとうございました!
COCO-HOUSEでは、さまざまな業者さんのご協力のもと、施工現場の見学や気になる物件への職人の同行なども受け付けております。
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