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健二郎日記

老人ホームと幼稚園を廊下でつなぐ話

カテゴリー:
  • 2025年03月01日

日本のとある小さな町の若い町長さんにとって他の自治体と同様に、少子化と介護問題が大きな行政課題でした。
そこで町長さんが考えついたのは、並んで建っている老人ホームと幼稚園をつなげることで解決の一助とすることでした。
具体的に言えば、物理的に2件の建物を木の廊下でつなぐことでした。
それにより老人ホームの老人と、幼稚園の子供が自由に行き来することができるようになりました。

早速子供たちがドタバタと走りながら老人ホームを訪れ、覚えたばかりのはやりのダンスを披露しました。

廊下越しに子供の泣いている声を聞いたお婆さんが幼稚園に出向き、泣く子をあやしました。また絵本の読み聞かせの天才爺さんがいて、読み聞かせは大人気、泣き出す子供もいて、満員御礼でした。

 

そのように、徐々に徐々に双方の交流の輪が広がっていきました。

・・・そしてその結果、

 

老人たちにとって、残り少ない人生の中で、幼稚園の子供たちから得た「感動」から「小さな生き甲斐」の炎が灯りました。

子供たちにとっては老人が体験をもとに教えてくれたた社会的ルールや礼儀作法といったことから、「生きることの面白さやすばらしさ」を少しずつですが理解していきました。
そのことは子育てで悩む世間知らずの若きお母さんの力強い援助歌となり、ひいては少子化対策の一助となったのです。

 

老人ホームと幼稚園を廊下でつなぐ心温まる話でした。

 

 

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