歳を重ねると角が取れると言う。
が、しかし。歳を取るほど怒りっぽくなってしまうのもまた然り。
それでもできるだけ穏やかに生きたいよなあ、電車の中で大声で憤怒するおじさんにはならないようにしたいなあ。
ベッドの上でかき餅を食べながら、そんな風に今後の自分の方向性を考えていると、息子が来てこう尋ねてきました。
「お父さん、ベートーヴェンの肖像画がなんであんなに怒った顔だか知ってる?」
私が知らないと答えると、息子が理由を教えてくれました。
云く、ベートーヴェンはその日の朝食に出た大好物のマカロニチーズが不味かったことに腹を立てていたそうです。
まさかと思い調べてみると、茹ですぎだった、チーズの量が少なかったなど諸説あるものの、マカロニチーズ説は濃厚のようで。
この時、ベートーヴェンは50歳。
かわいい。
この瞬間、私の中で交響曲第5番『運命』に歌詞が付いたのでした。
「♪マ・カ・ロ・ニィーーッ!茹・デ・ス・ギィーーッ!♪」と。
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