新型コロナウイルスが世界を驚愕させていますが、この騒動が終結したとき、世界も大きく変わり、決してそのままの元の世界にもどることはないと断言できます。
それは世界レベルだけでなく、日本レベルにおいても同様だと思います。
世界レベルから見れば、冷戦時代の終結やベルリンの壁の崩壊から始まったグローバル化への潮流は、この騒動を機に再びグローバリズムからナショナリズムに戻ろうとするのではないでしょうか。
これまでのグローバリズムでその恩恵を最も大きく受けたのは世界の工場と豪語した中国であり、13億人の巨大国は世界の中で大きな力を持つまでになりました。
しかしこの騒動により、世界は自国の利益を優先し、自国第一主義であるナショナリズムが世界の大きな潮流となるのではないでしょうか。
それと同じことが日本レベルでも起こると、私は思っています。
これまでの日本は「東京一極集中」が時代の流れでしたが、これからは「地域分散型」に変わるのではないかと思っています。
これまではコストの安価な海外・特に中国に製造を委託するなどの国際分業が経営の常識でしたが、技術の高度化やリスクの軽減から、国内生産に切り替えることや、テレワークに象徴されるように、役割を持った地域の活性化こそ、次代の日本のあるべき姿となるのではないでしょうか。
さてわが湘南地区はどのように変わるのでしょうか?
湘南地区は都心に近く、その上自然環境に恵まれていることが最大の資産です。
・・・となれば、何と言っても「テレワーク」の普及が、湘南地区の価値をより高めると思われます。
その前提として定められた時間と場所で働く労働意識から、成果を求めることへの労働意識の変換があり、後者の方に働く者のメリットだけでなく、経営メリットもあるのではないでしょうか。
そうなれば出社は週2日ぐらいで、残りの労働時間は海と山に囲まれた自然環境豊かな自宅で作業する、新しい生活スタイルが定着していくのではないかと思っています。
ただし、どの職業というより、テレワークで効力を発揮できる職業こそが、より価値の高い地域となるでしょう。
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