絵が上達する人と、しない人の差は、
絵を描く前に完成画のイメージをどれだけ強く持っているかにあります。
うーん、この絵は月並みだ!(このシャレわかるかナ)
私は10年以上カルチャースクールの絵画教室の講師を務め、少なくとも100人以上の生徒さんに絵を教えてきました。
そこではどんどん上達する人と、なかなか上達しない人がいますが、その差は器用・不器用や、得意・不得意などもありますが、それよりはるかに重要なのは、事前の完成画を想定する能力にあります。
それにより完成した絵と事前の予想との差異を検討することができ、その問題点を把握することこそ成長への最短距離だと指導してきました。
私は多くの絵を描いていますが、何よりもまず頭の中で絵を描き、その頭の中で出来上がった絵に修正に修正を加える(すべて頭の中で)、その時間こそが絵を描く行程の中で最も楽しい時間かもしれません。
そして真っ白い画用紙に立ち向かう時は、すでに絵の細部まで頭の中に絵が出来上がっており、ただ頭の中の絵を画用紙の上に具現化するだけですから、私にとっては絵の最終局面と考えています。
そして最近では、ほとんど頭の中の絵と実際の絵との差異がなくなったと思っています。
・・・だから絵の上達は、イマジネーションにあるのです。
※ココハウスのHPのトップに私の絵が毎回掲載されますが、その絵をクリックすれば、これまでの250枚の絵を観ることができます。
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