
こんばんは。
今回は、日常生活で「当たり前」とされていることについて、哲学的な視点から一緒に考えてみたいと思います。
※参考書籍はこちらです『哲学の世界へようこそ。: 答えのない時代を生きるための思考法』
📚 なぜ「当たり前」を疑うのか?
私たちの周りには、疑問を持たずに受け入れている「常識」がたくさんあります。例えば:
- 「ウソをつくのは悪いこと」
- 「コピペは絶対ダメ」
- 「恋愛は異性間のもの」
これらの「常識」、本当にそうでしょうか?
常識を知った上で、あえてその根拠を問い直すのが、「哲学的思考」の本質です。
🧠 「考え抜く力」を養う4つのステップ
- 直感をもとに立場を決める: 違和感を感じたら、それはチャンス
- 根拠に説得力を持たせる: なぜそう思うのか、深掘りしてみる
- 別の観点から問い直す: 反対の立場から考えてみる
- 使える結論を導き出す: 自分なりの答えを見つける
では、具体的な例を不動産で考えてみます。
🏠「持ち家」は本当に正解?
不動産の世界では、「持ち家が一番」という考え方があります。(もちろんその真逆の考え方もあります)
でも、本当にそうでしょうか?
- 直感: 持ち家の方が安心だと言われるけど、本当?
- 根拠を探る:
- 資産形成になる
- 自由にリフォームできる
- 老後の住み替えが不要
- 別の視点:
- 維持費や固定資産税の負担は?
- ライフスタイルの変化に対応できる?
- 災害リスクは?
- 結論: 個人の状況によって最適解は変わる。大切なのは、自分のライフプランに合わせて選ぶこと。
🌈 「常識」を疑う意味
「常識」を疑うことで、新しい可能性が見えてきます。
例えば・・・
- 📍 「駅近物件が一番良い」という常識
- 従来の考え:通勤や買い物に便利だから、駅から徒歩5分以内の物件が最良。
- 疑問を持つと:リモートワークが増えた今、本当に駅近が必要? 少し駅から離れた静かな環境の方が快適かも。
- 🏢 「タワーマンションが人気」という常識
- 従来の考え:眺望が良く、設備が充実しているタワーマンションが最高の住まい。
- 疑問を持つと:管理費や修繕積立金が高額になりがち。低層の建物の方が長期的にはコスト面で有利かも。
- 🌳 「都心に住むのが便利」という常識
- 従来の考え:仕事や娯楽の中心地である都心に住むのが一番便利。
- 疑問を持つと:自然豊かな郊外に住んで、たまに都心に出かける生活の方が充実するかも。
- 🏠 「新築物件が最良の選択」という常識
- 従来の考え:最新設備が整っている新築物件が最も快適で資産価値が高い。
- 疑問を持つと:築年数のある物件をリノベーションすれば、コストを抑えつつ自分好みの空間を作れるかも。
このように、不動産業界の「常識」を疑うことで、新しい住まい方や投資の可能性が見えてきます。
「哲学」とは、常識がすでに出来上がっていることを前提に、それをあえて解体しようとする試みだ。
🌟 最後に
「考え抜く力」は、人生の様々な場面で役立ちます。
家を選ぶとき、仕事を決めるとき、人間関係を築くとき…。
大切なのは、自分自身の価値観に基づいて選択すること。
それが、自分らしい人生を送るコツだと思います。
私たちは常識に対して窮屈さを感じることがあります。
著者はその直感的なモヤモヤを大切にしてほしいと説いています。
皆さんも、日常の中にある「当たり前」について、ちょっと立ち止まって考えてみませんか?
新しい発見があるかもしれませんよ。
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