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健二郎日記

イメージする力

カテゴリー:
  • 2017年12月15日

私は10年以上絵画教室の講師をしてきました(現在は中止)が、絵画上達で最も大切なことは「イメージすること」を繰り返し教えてきましたが、それを実践した生徒さんのほとんどの方は確実に絵が上達しました。
その門外不出の秘伝「イメージすること」を、このプログを通して皆様にお伝えしようと思います(秘伝にしては軽々しくしゃべる私です)。

私の絵の描き方は写真を素に描くため、その手順として、①写真を決定 ➁写真を素に絵を描く ③絵の出来上がり となるとお思いでしょうが、私が推奨するのは ①と➁の間に、イメージするの行程を入れ、①写真を決定 ➁’イメージする ➁イメージを素に絵を描く ③出来上がり とすることにあります。

それでは イメージする とは、具体的に何をすることでしょうか?

イメージするとは、実際の絵を描く前に、頭の中で絵を完成させることです。
そして完成した絵の出来を自由に修正する、たとえば無駄なモノを取り去ったり、主役となるものを強調したり、時には全く違うものを付け加えたりしながら、絵の完成度を高めていくことです・・・すべて頭の中で。
そして納得したイメージが出来れば、それを実際の画用紙にそのまま描き写せば、これまでとは明らかにレベルアップした絵が描けるのです。

イメージするなんてすごく難しいとお思いでしょうが、頭の中で絵を完成させることですから、主婦の方が夕食をイメージしてスーパーで買い物するように、ビジネスマンが次に打つべき手を考えることであり、学生が億万長者を夢みて勉強に励むことであり、少女がアイドルを夢みておしゃれに努めることであるように、人間はイメージすることから次への夢を掴んでいくのです。

 

いい家は腕のいい大工も必要ですが、いい設計こそ家の良し悪しを決定するように、絵にとって「イメージ」は「設計」に当たります。
だから私は絵を描くときは、イメージづくりに時間とエネルギーを使い、イメージが固まればそこではじめて白い画用紙に向き合い、イメージの具現化、つまり絵を描く作業に入れるのです。
だから私の絵は、ほぼイメージ通りの絵が描けるのです。


上の写真は奈良の法隆寺近辺の風景ですが、絵を際立たせる方法として、和服の人物を登場させることをイメージして描きましたが、ほぼイメージ通りの絵となりました。

イメージする力は、次を予測する力なのです。

私自身の実感としてイメージする力を徹底的に鍛えたのですが、それは想定外の福音をもたらしました。
私の社会的ないろいろな活動の中で、そのイメージ力が抜群の力を発揮するこことなったのです。

具体的には洞察する力、予測する力、危機を察知する力、そして次を選択する力・・・これらの能力について別の機会に詳しくお話しすることにします。

 

 

 

 

 

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