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健二郎日記

なぜ?不動産が好調なのか

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  • 2018年01月15日

私の生まれ育った石川県は、昔の藩名でいえば加賀の国で城主は前田家、石高は百万石でした。
江戸時代は日本の主要産業は稲作で、その石高は今で言うGDP(国民総生産)に匹敵するわけで、百万石と言えば徳川時代では圧倒的な石高で、前田藩はその権威の高さを石高で証明しており、昔から(今も)何かにつけて「加賀百万石」と大人たちは自慢げに吹聴していました。
考えてみれば、町の近郊であろうと遠方であろうと、お米の取れ高が同じなら同じ価値を持つわけですから、その当時の日本は稲作を中心とした「地方分散型国家」そのものだったのです。

しかし時代は大きく変わりました。

たとえば1965年の農業従事者は500万人に対し、45年たった2010年には115万人へと大幅減、農業従事者の平均年齢は66歳と、その落ち込みは目を覆うばかりになりました。
それにとってかわり技術立国となった日本は目覚ましい発展を遂げ、それは東京圏を頂点として、企業と人材、資金等の集約が行われ、その結果、経済・産業・政治・文化・情報発信すべてにおいて集中化が進み、日本は「大都市圏集中型国家」へと大変身してきたのです。
私は広告代理店に勤務していたのですが、20年前にはマスコミや出版などの情報発信企業の売上の8割は東京圏と言われていましたが、インターネットが普及した今、その比率はより高まっていると思われます。

一方の地方は、地域再生とか言われるものの、現実は地方から都会への人口の流出は止まらず、海外への工場移転などの空洞化も加速し、産業自体も苦戦を強いられています。
私はその流れは、より加速し、地方と大都市との格差がより広がると思っています。
なぜならば日本は世界を相手にグローバルでの熾烈な戦いが始まっており、それに立ち向かうには首都圏を中心としてより一層の集中化を図らねばならなくなってきているからです。


 田舎の犬は都会のヤツと違って、「警備」という仕事に汗を流しているのだ!

 

話が変わって、昨年から鎌倉・逗子・葉山の不動産は好調と言われています。

その理由は、これらの地域は「大都市圏集中型国家」特に首都圏の集中化が加速される中で、そのビジネスマンたちの受け皿としての役割が定着したからであり、その証拠にこの地域の人の多くは首都圏への通勤者ですが、ベットタウンというより、積極的に生活をエンジョイし、人生を謳歌するそんな地域としての魅力が認められつつあり、今後よりこの町への定住希望者がますます増加するものと推察します。

 

 

 

 

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