私は75歳ですが、年を重ねるほど「未来志向」になっていく自分を感じます。
人は過去と未来の狭間で生きているのですが、人それぞれの考え方かもしれないけれど、私は二度と戻らぬ過去よりも、自分の意思が反映できる未来にこそ夢を託すことを自分の生き方としています。
一般常識として、若者ほど未来志向が強く、老いるとともに過去志向といいますか、思い出に浸ると言われています。
しかし実際の多くはその逆で、若者が「思い出づくり」とかで旅に出る、それこそ過去志向の極致ではないでしょうか。
そしてその若者が人生に行き詰まり絶望の淵に立った時、「思い出づくり」で体験したメモリーをよみがえらせ、「あの時はよかったな~」と慰めるなんて、その発想はなんともみじめになるだけではないでしょうか。
未来は白い雲の向こうにある、なんちゃって!
それではなぜ加齢とともに未来志向になるのでしょうか。
それは加齢とは関係なく、生きとし生きるものすべては、過去ではなく未来に夢を託し希望を持つことこそ、今を活き活きと生きられるからではないでしょうか。
あえて加齢というならば、長い人生を歩み、経験を積み重ねてようやくそのことに気付くからなのではないでしょうか。
だから私が余命わずかとなり、命が今日・明日で尽きるとなっても、未来志向で通していくつもりです。
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