日本の人口は東京一極集中が加速しています。
詳細に言えば、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の1都3県の人口が増加し、一部の地域の微増はあるものの、日本のほとんどの地域の人口が減少しており、その傾向は当分続くと想定されています。
もっと言えば、地方の若者達は東京圏に集中し、残された老人たちは地方に残るという図式になっており、それは日本が農業国家から都市国家への大きな変貌の中にあり、その流れはますます加速しているからです。
その東京圏に住む人を分析すると、代々この地で住んでいる「東京原住民(江戸っ子とも言う)」と、地方で生まれ育ち、東京に上京した「東京出稼ぎ人」に分けられますが、日本の推進力となっているのは、のんびりムードの東京原住民ではなく、必死に働き、なんとかこの地に足掛かりをつかみたい東京出稼ぎ人達の力なのです(断言します)。
私も北陸・石川県で生まれ育ち、働くために東京に出てきた東京出稼ぎ人の端くれですが、その東京出稼ぎ人はその努力が認められ、重要な存在となるにつれ、コンクリートジャングルのような東京砂漠が息苦しくなり、生まれ育った自然豊かな故郷の地に戻りたいという渇望が生まれてくるのです。
そしてその転機は、結婚し家庭が構築できた時や、社会からの信頼が深まり次へのステップアップを目指す時、そして定年退職が見渡せ第二の人生を考える時、自然回帰の渇望から、次へのステップを決断するのです。
その戻り方のパターンは UターンとJターンがあります。
Uターン 再び生まれ育った故郷に帰り居を構えるパターン。
Jターン 故郷ではなく、東京近郊の自然豊かな小都市に居を構えるパターン。
前記の1都3県である神奈川県、埼玉県、千葉県はJターンの受け皿となり、特にココハウスの対応する 鎌倉・逗子・葉山 は誰もが憧れるJターン先であり、ブランド化しているエリアともいえるのです。
(・・・ここから先は企業戦略に抵触するため、執筆を止めることにします。)
上の絵は私の生まれ育った田舎から仰ぎ見るように見ていた霊峰・白山と、そこからとうとうと流れる手取川を描いたものですが、故郷は遠くで思うものとして、私はUターンはせずに逗子市にJターンし、この逗子を終の棲家だと思いながら暮らしています。
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