街が発電所になる！

ペロブスカイト太陽電池ってご存じですか？

世界は脱炭素社会への対応策を必死に模索していますが、その抜本的対応策として日本がノーベル賞級の発明をした話です。
それは次世代型太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」の発明です。

現在量産されている太陽電池は、「シリコン系太陽電池」と言われ、材料や製造コストが高く、厚く重く、曲げることができないため、設置場所が限定されており、普及もいまいちでした。
そんな中「ペロブスカイト太陽電池」が発明されました。
ペロブスカイト太陽電池は、シリコン系太陽電池と同等の変換効率を生むだけでなく、薄くて軽い。そして曲げることもでき、おまけに製造価格が低コストなのです。

この発明者は桐蔭横浜大学の宮坂教授とそのグループで、上の写真はペロブスカイト太陽電池を持つ宮坂教授です。
これはまさに日本初世界に向けての脱炭素社会への画期的新エネルギー開発ということになり、その製造への展開は、世界(特に中国)での激しい開発競争の中にありますが、今のところ日本の東芝が一歩リードしているとのことです。

太陽電池は太陽の光さえあれば発電できるわけですから、ペロブスカイト太陽電池は建物の屋根だけでなくビルの壁や窓などいたるところに設置することができ、家全体、ビル全体、街全体と設置場所が一気に広がることとなります。
そのため、都市全体が発電所になれるともいえるわけで、石油や石炭等に依存している日本は、エネルギー問題が一気に解決されることとなるのです。

追伸

この話をJAXA(宇宙航空研究開発機構)の仕事をしている息子に話したところ、息子から「これと類似のパネルはずっと前から人工衛星の太陽電池として使ってるよ」とのことで、ＪＡＸＳＡはしたたかに未来の仕事をいているんだな～と感心しました。

1枚のビニールシートで、世の中どえりゃ～変わるかも　🐱　🐶　🐔