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健二郎日記

子安の里のタブノキ

カテゴリー:
  • 2018年04月25日

数年前、著作を依頼した出版社の社長との雑談の中で、話題が環境問題になり「今まさにこんな本を出版した」ということで、頂戴したその本は「日本の巨樹100選」という本でした。

その中には屋久島の縄文杉など100本の木が掲載されているのですが、その中でなんとわが地域にも1本の木が選ばれており、それは「子安の里のタブノキ」という名前で、簡単な地図が表示されていました。

子安の里は葉山に隣接した横須賀地区にある古き良き時代が残っている里山で、私は何度も尋ねているとっておきの場所ですが、ここぞとばかりその地図を頼りにタブノキ探しにチャレンジしましたが、2回挑戦しましたが、残念ながら発見するまでに至りませんでした。

ごく最近、湘南国際村を散策している時犬を連れた老人と逢い、犬好きの私はその頭を撫でながら雑談をしていると、老人が山の方を指さしながら「あの山に巨木があるんじゃ~」ということで、それが私が探し求めていたタブリキであることがわかり、詳しく道を聞くことが出来ました。
その木を探すには海側の子安の里から登るのではなく、山側の湘南国際村から下るほうが探しやすいことをそこで知ったのです。

後日妻とともにタブノキ探しに出かけました。
湘南国際村の最深部にロータリーがありそこが行き止まりとなっているのですが、そのロータリーから先は「めぐりの森」とその向こうに「大楠山」があるのですが、この右側に舗装されていない大きな駐車場があり、駐車場に沿った砂利道を進むと目的地までは徒歩10分で到着します。
途中の畑を左に曲がりすぐ右に曲がりひたすら歩くと道がなくなりますが、それでもまっすぐ南に進むと、幹の曲がった巨大な樹木が木々の間から見え隠れしており、私たちは余りの大きさに感動に包まれました。

それが「子安の里のタブノキ」の発見の時でした。

私たちを圧倒したこのタブノキは樹齢400年以上の常緑樹とのことで、妻の写した私のおどけた写真を絵にしたのですが、人物との比較してその大きさがわかると思います。

                 タブノキの幹も太いが、私の胴も太い       

ロータリーに戻ると掲示版があり、そのすみに小さく以下のような言葉がありました。
「タブノキの古木については、良好な周辺環境を守る取り組みを行っており、現在直接ご覧いただくことはできません」と書かれていました。
だから道順も道路の整備もないことに納得するとともに、もしご覧になりたい方は環境に極力注意していただくことをお願いします。

この町は都会の近くにありながら、とっても自然豊か、不思議もいっぱいの町なのです。

 

 

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