私は絵を描くのを日課として楽しんでいますが、それでは絵を描くのが仕事か? 趣味か?と問われれば、趣味と答えるつもりです。
なぜなら、仕事なら嫌なことや逃げたいことがあっても毅然と立ち向かうべきなのですが、趣味なら嫌になったらすぐ止める、それが趣味の正しい道だと思っています。
だから私の絵への姿勢は、これまで嫌になったらすぐ筆を投げ出してきたわけですから、仕事ではなく趣味そのものなのです。
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朝から久しぶりに絵にどっぷり取り組もうと構想を練っている矢先、妻が「ネェ、山は紅葉のはしりの季節ヨ」と言ったとたん、急転直下予定を変更しドライブに行くことにしました。
なんせ絵を描くことは趣味だから・・・。
悠々自適生活者にとってドライブでの掟があります。
娑婆の労働者たちは土日だけが休日とのことらしいのですが、悠悠自適生活者の休日は1年365日ですが、そこはちょっとは遠慮して土・日は家でおとなしく過ごし、ウイークデイともなると「さぁ、出かけるぞ~!」となり、箱根・伊豆・富士山・丹沢・秩父は何度行ったか分からないほど行きました。
しかし日本には四季があり、季節の変化で何度行った場所でも、新しい発見があるものです。
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今回はその日の気分で「ジャーン!ちょっと早いかもしれないが紅葉のはしりを探す旅」(タイトルが長過ぎる)をテーマとして、箱根を縦断し、御殿場から富士山中腹の水ヵ塚まで行くコースと、行き当たりばったりに車中で決めました。
箱根は途中までは緑の中にちらほら紅葉が混じる程度ですが、宮ノ下を過ぎるあたりから全山紅葉、圧倒されつづけのドライブで、富士山中腹あたりとなると紅葉も旬を過ぎた冬間近な紅葉となっていました。
特に仙石原付近の 緑→うす緑→黄→オレンジ と変化する木々の色の美しさは素晴らしく、次の絵のヒントとして私の心の中に大切に保管することとしました。
私の旅のほとんどは、行き当たりばったりの日帰り旅です。
旅の決定はその日の朝の気分次第で、天気がいいとか、季節がいいとか、昨日いいことがあったとかで、日帰りだから宿泊の予約をする必要がなく、予定もしないし、とにかく出発して走りながら計画を立てることにしています。
だからハプニングがあり、当然失敗もあり、思いがけない出会いがあるのです。
行き当たりばったり、これこそが人生だ!
なんてちょっとかっこ良すぎる閉め言葉だな~。
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