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健二郎日記

豊かさの尺度

カテゴリー:
  • 2018年09月01日

ずいぶん昔の話ですが、私の人生に少なからず影響を与えた旅があります。
それは「サモア」へのひとり旅と、そこでの7日間のホームスティの体験でした。

スティ先は南太平洋の孤島サモア島のサラムム村の酋長の家でした。
サラムム村はサンゴ礁と椰子の木に囲まれており、白い砂と青い海、緑の木々の見事な調和ははあまりにも美しく、圧倒されてしまいました。
上の写真はスティ先の酋長の家族と私(手前右のイケメン男性)の記念写真です。

この島には文明といえるものは、まったくありませんでした。

電気がない。ガスがない。水道がない。下水がない。電話がない。新聞もテレビもラジオもない。
当然ながら、パソコンやスマホなどあるはずがない。
家はバナナの葉で覆った屋根と柱だけで壁すらなく、外から家の中が丸見えの状態で、満天の星を見ながらの豪華な睡眠でした。
家族は酋長であるおばあさんと夫婦とくったくのない5人の子供、それに加えネコと犬とニワトリと豚などなどが入り乱れており、放し飼いですから動物たちの所属はあいまいのようでした。

食事はサンゴ礁で獲った魚とパンの実、それと(野生の)果物と盛りだくさんですが、お客が来たということで、ノコノコ歩いてきた豚を捕まえての豚肉料理が久々の豪華料理となり、村人全員での大宴会!となりました。

私はおいしい食事を満喫し、子供たちと遊び、サンゴ礁で泳ぎ、夜は村人たちと怪しげな泥水のような酒(カバァ)を回し飲みし、怪しげな暗い歌をダラダラ唄って過ごしました。

別れの時は辛く、私以上に家族の皆さんは泣きながら別れを惜しんでくれました。

 

 

私たちの豊かさの尺度からすればこの島はきわめて貧しいのですが、私にとっては、最高に豊かな7日間でした。
豊かさって何でしょうね?

 

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