体力のピークといっても瞬発力と持久力があり、瞬発力は20代の半ばがピークですが、持久力は30歳前後がピークといわれています。
ぬるま湯生活に未来はない
しかし頭脳のピークはもっと複雑です。
頭脳もその頭の使い方によってピークが違い、情報処理能力や記憶力は20歳前後と若い時にピークが来ますが、集中力は40代、人の感情を読み取る能力や情報の理解能力は50代がピークといわれています。
その中で言葉の使い方のピークは70歳前後が最高とのことで、そう言えばわが妻は最近俳句の会に入り、食事の支度も忘れて俳句作りに没頭しています。
生きがいを見つけたと夫はそれなりに喜んでいますが、俳句は言葉探しの遊びで70代が最適な趣味であるだけに、創作活動は人生を活性化する力を持っているとしみじみ感じています。
私は現在75歳ですが、70歳を過ぎてから、「イメージする能力」が明らかに向上したと思っています。
私は画家ですから毎日のように絵を描きますが、その絵の描き方にその能力が起因しているのではないかと思っています。
私の絵の描き方は、絵を描く前に絵の完成画を事細かに頭の中でイメージするようにしています。
そしてそのイメージの中で修正を加えたり色を変えてみたりと、完成画を頭の中で何枚も何枚も描き、そして納得した1枚の完成画がイメージ出来てから、ようやく白い画用紙に向かって描き始めます。
そんな日々の訓練が「イメージする能力」向上につながり、頭の中でイメージした絵と実際の絵との差異は、どんどん縮まってきていると感じています。
それだけではなく、絵から離れた日常生活においてもイメージ力は健在で、若い方からのいろいろな相談を受けることが多く、その話から結果をしっかりイメージして、それを基に適格な?アドバイスするようにしています。
体力と比較して頭脳のピークは個人差が大きく、モチベーションによって大きく変動するともいわれています。つまり
創作活動は頭脳をよみがえらせ、人生のピークをドンドン長引かせる力を持っているのです。
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