紅葉を訪ねて、飛騨の茶臼山高原に行ってきました。
私の旅は宿泊地のホテルは予約するものの、その行き方や見学内容などは意図して何も決めずに出発し、出たとこ勝負の成り行き任せの旅を楽しんでいます。
旅を人生に例えると、人生もまた出たとこ勝負の方が面白い(カッコ良過ぎ!)と思っているからです。
とはいえ、茶臼山は名古屋に近いため、行きは中央高速、帰りは東名高速と決め、初日は中央高速をひたすら走り、とあるサービスステーションで地図の看板を見ていたところ、親切そうなおじいさんに声をかけられました。
おじいさん 「どちらに行かれるんですか?」
私 「何か面白いところありますかね?」
おじいさん 「・・・カールなどどうでしょうか、お勧めですよ」
私 「工場見学ですか? (お菓子のカールとばかり思っているバカな私)」
おじいさん 「千畳敷カールですよ!」
私 「そんな大きなカールがあるんですか? (まだお菓子だと思い続けているバカな私)」
と、その時知った日本百名山の木曽駒ケ岳山頂直下に広がる「千畳敷カール」が素晴らしいらしく、急きょそれを旅の柱として見に行くことにしました。
駒ヶ根インターチェンジで降り、管の台バスセンターからはマイカー規制で専用バス運行のみとのことで、曲がりくねった道をバスに揺られて30分で、そこからロープウエイで8分弱、終点が目的の千畳敷カールとなるわけです。
木曽駒ケ岳が標高2950mの中央アルプスを代表する山で、バスの終点が標高850m、ロープウエイの終点が2612mですから、ローブウエイは一気に1800m登ることになるわけで、その上昇たるやものすごく、ほとんどヤケクソ気味に移り行く景色を見ていました。
そして目の前に広がる千畳敷カールの景観は素晴らしく、人生はやはり出たとこ勝負の成り行き任せと、改めて深く感動したのです。
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