観光産業としての鎌倉について考えてみようと思います。
その前に、日本を代表する観光資源を持つ2つの都市、京都と奈良を比較します。
奈良の歴史は京都より古く、観光的価値は決して京都に引けはとりません。
しかし観光客が落とす金つまり観光産業は、圧倒的に京都のほうが勝っています。
それにはいろいろな理由がありますが、
その決定的要因は奈良への観光客は日帰り客が多く、
日中に奈良を観光した後、京都や大阪に宿泊するからと言われています。
観光産業とは、観光客の滞留時間の長さが大きく影響するようです。
そこで、観光都市としての鎌倉は・・・、
年間2000万人が訪れる、日本有数の観光都市です。
しかし観光客のほとんどは日帰り客であるだけでなく
観光収入のかき入れ時の夜の8時頃ともなると、
昼間観光客でにぎわう街は、ガランとしてしまいます。
鎌倉を観光都市としての視点から見直す必要があるのかもしれません。
☁
しかし・・・最近、鎌倉でのホテルなどの宿泊施設の話が持ち上がっています。
鎌倉は観光産業としての新たな成長の一歩として、宿泊客の受け入れ態勢も進んでいるのかもしれません。
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自然との調和があり、住民に歓迎される、そして観光客が感動する
そんな新しい「観光都市・鎌倉」の発展を期待しています。
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