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健二郎日記

東京原住民VS東京出稼ぎ人

カテゴリー:
  • 2017年11月22日

東京の人口は1400万人ですが、その内訳は、東京で生まれ育った「東京原住民」と、地方で生まれその後東京に来た「東京出稼ぎ人」の2つの人種に分かれます。

そしてその産業や文化の原動力となっている人は、東京出稼ぎ人たちの方が東京原住民をしのいでいるのではと思っています。
ついでに言えば、私も石川県で生まれ育ち、就職とともに東京に出てそのまま居着き、現在は東京の隣県の神奈川県逗子で生息しているのですが、私も立派な東京出稼ぎ人に分類されます。

東京出稼ぎ人の強さは、上京したその瞬間から後戻りできない必死の覚悟から出発することにあります。
上京した当初は田舎者丸出しで、東京の洗練されたスピードについていけず、藁をもつかむ気持ちでようやくといいますか必死で東京に足掛かりをつける・・・、以降の努力と根性が徐々に認められるようになり、苦労知らずのお坊ちゃんである東京原住民を、東京出稼ぎ人が実力的に抜き去ってしまうことになるのです。

私の仕事での経験談ですが、ズルばかりして努力をしない部下に注意したところ、突然机をたたき大声で「オレは神田の生まれだ!」と啖呵を切ったので、私は「それが何か?」と冷たくあしらったのを覚えています。

●●

出版社からの依頼でのスケッチ旅行企画で、日本の過疎地に取材に行った時の話ですが、その地は美人で有名な地で、久しぶりに美人の絵が描けると期待に胸を膨らませたのですが、くまなく探しても美人はおろか若者が全くいない。それを旅館の女将さんに聞くと、「若者はみんな東京サ行って、ここのどこを探してもジジババしかおらん!」とのことで、地方の過疎化はこれほど深刻だと、初めて実感しました。

そしてその取材の翌日は、東京の六本木に行く用事があったのですが、何と街は若者ばかり、それも美人ばかりが最新のファッションに身を包みぞろぞろと歩いていました。
そこですべてがわかりました。あの過疎の田舎から飛び出てきた美人たちが、この街を歩いていたんだと。

日本の産業構造が大きく転換し、日本は 地方分散型国家 から、大都市圏集中型国家 に大きく変わりました。変わりましたではなく、今も急速に変貌を遂げている最中です。

さて今後の東京圏をどう読むか? 地域社会をどう読むか? そして日本をどう読むか? 変化の中にチャンスがあるのです。

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