バカになろう

営業力向上の秘訣は「バカになること」だと確信しています。

私がビジネスマン時代、「営業力向上の方策を考えろ」という厳命が下り、スーパー営業マンと言われている何人かにインタビューしたことがありました。
その人たちは独自の営業ノウハウ、例えば思考方法とか、努力や忍耐とか、目標設定とか、相手への理解とか、サービスの深さとか・・・をいろいろしゃべるのですが、その中で全員に共通したこととして、なんと「バカになること」が営業力最強のポイントであることを発見ました。

私はなぜ「バカになること」が営業力と関係があるのか当初はわかりませんでしたが、そのうちに彼らがお客様から「信頼されている」のは当然として、それ以上に「好かれている」ことに気づき、それがスーパー営業の秘訣となることに密接につながっていることに気づいたのです。

バカになること、それは知能指数が低い意味でのバカではなく、人には魅力もあればその裏に欠点もあり、かっこいいところもあればかっこ悪いところもあり<その表も裏も見せること、言ってみればバカ正直な自分を見せる、そこに「好かれる」原因があるようです。
その「好かれている」ことが信頼だけでなく、人と人との強い絆を生み出し、結果として営業化につながっていくのではないでしょうか。

逆に上から目線で流暢なスピーチをする人は、お客様から見れば彼の鼻持ちならない優越感は自分の劣等感を生み出し、その冷たくとっつきにくい印象は「好かれない」→「二度と会いたくない」となるようです。

私はもっともっとバカになろうと思っているところです。