本田宗一郎氏の夢　HONDA JET ‼

弊社ココハウスの森田相談役のブログに触発されて・・・

 

森田相談役は以前にも、「ホンダ」の挑戦について

書いてくれていました。

そしてまた、尊敬する本田宗一郎さんの名言も紹介してくださり・・・

私が、ホンダの車が好きなのは、もちろん車その物でもありますが、

創業者の本田宗一郎氏をリスペクトしている、ということもあります。

 

そして・・・

 

本田氏は、次々と夢を実現して来ましたが、物作りを志した時に見た、

飛行機、そしていつかは飛行機を作ってみたいと・・・

 

そして自分が興した会社が飛行機、しかもジェット機を作ってしまう

なんて・・・

宗一郎氏は、それを知らずにこの世を去ったそうです。

 

何故かというと、宗一郎氏は早々と会社を退いていましたが、

既に航空機プロジェクトは始まっていたそうです。

しかしながら、それを知ると絶対に会社に戻って、一緒に

研究、開発したがるに決まってると、当時の幹部たちが

伏せていた、という逸話が残されています。

 

 

ホンダジェットは、１９８４年に本田に入社した、

藤野道格さんという方がプロジェクトリーダーとなり、

ホンダエアクラフトカンパニーという、ホンダから独立した

会社（子会社）をアメリカで設立し、航空機の開発に昼夜努力を重ね、

 

ついに２００６年　独創的な主翼上面エンジン配置による

機体が完成、ホンダジェットと銘打って、プライベートジェットの

アメリカでの型式認定を受けました。

 

このエンジンレイアウトによって、機内のスペースが

既存の同等機よりも３０％近く広くなったそうです。

 

真さしく、ホンダのM・M思想（マンマキシマム・メカミニマム）を

小型ジェット機でも、具現化した形でしょうか？

 

その他にも数々の新技術、アイデアで、静粛性に優れ、広く、

また燃費も良く、このクラスのジェットでトップクラスの

航続距離を達成。

 

２０１４年に、ついに念願の初飛行！　　となりました。

 

以後、欧州、東南アジア、インド、中国など

 

次々に型式認定を受け、

２０１８年にはアメリカに遅れること１２年。

（まあ、アメリカは広いし、お金持ち多いし、需要が日本とは・・・）

 

そして、同年　上級機体である　ホンダジェットエリートを

リリース！

 

 

航行速度、航続距離などグレードアップ！

 

２０１７年、２０１８年、２０１９年　と３年連続

このカテゴリーのプライベートジェットのデリバリー数

世界一を達成しています。

 

確か、国産のプライベートジェット開発を国から三菱重工へ

託されていましたが、度重なる設計ミスや不具合発生など

・・・ついに開発中止となる中、

 

空のスポーツカーを！　本田宗一郎の夢を！　と

その思想を受け継ぎ、諦めない心で大空に舞う

「ホンダ」を「ホンダウイング」を完成させた、

藤野道格さん（私と同い年なんですって！）はじめ、

ホンダエアクラフトカンパニーの方々、これからも

素晴らしい飛行機を作り続けてください！

（搭乗出来たらいいなあ・・・）

（１機５億円超えだそうです。N-BOXが何台買えるんだ？）

 

そして、ホンダがパワーユニットを供給する

Ｆ１チーム（あ、これは地上の車の話です）

スクーデリアアルファタウリホンダ　では、

このホンダジェットエリートを購入、

世界中を転戦するチームの、空のパートナーになっているそうです。

 

それだけじゃなく、超高精度の制御が必要な

Ｆ１カーのパワーユニットに、このホンダジェットの

高度な技術応用がされていて、ここ数年の

レッドブル、アルファタウリのマシンの躍進に

貢献しているのだそうです。

 

今年はコロナ禍の影響で中止になってしまった、

Ｆ１日本ＧＰ　鈴鹿サーキット　ですが、

昨年は、良くあるグランプリオープンセレモニーの

航空ショーならぬ、ホンダジェットショーがありました。

 

でも、とっても静かなホンダジェットでしたから、

特に海外からの観客は、まるで忍者の様に音もなく

スーッと飛んできて、サーッといなくなってしまった！

という印象だったそうです。

（昨年のフジテレビネクストのライブ中継、録画しております。フフ）

（確かにそんな印象でしたね、気づいたら画面に映り込んでいました。）

 

それにしても、カセットコンロのボンベで動く、

ミニ耕運機から、バイク、くるま、レーシングマシン

から　ジェット機まで！

 

なんてユニークなカンパニーなんでしょう！？

 

ＨＯＮＤＡって。

 

 

by  ケンシロウ　（いつも勝手な話題でごめんなさいorz）