今蘇る、いにしえの宮殿　そしてルーツ！？

さあ、お待たせいたしました！　昨日につづき今日は、「鎌倉歴史文化交流館」を

ご紹介する第二弾！

まずは、もう少し細かいところも見ていきましょう・・・

これ、ご覧になれますか？良ーくみると、可愛らしい狛犬さんの柄なんです。

妻が、こんな柄のエプロンが欲しい！と言っています（笑）

そして、このモニターで流れている鎌倉を紹介するムービー、ナレーションが

どこか聞き覚えのあるお声だと思って、もしや！と横のプレートを読むと、

やっぱり！　とここで、バラシてしまうと、皆さんが行った時にときめきが

薄れるので、黙っていましょう。フフ　ヒントは「汚れた英雄」とでも言って

おきましょう・・・

さてさて、今日の本題ですが、こちらの交流館、本館と別館の二つの建物があり、

一旦外に出て別館に行きますれば、そこは過去を再現する未来の

（あ、いや現代のか？）テクノロジーが

展示されているではありませんか！

すみません、実はこれらは本館に展示されているものですが、イメージとしての

永福寺跡を感じて頂ければと・・・

そう、ほとんどの方は「えいふくじ」と読んでしまいますが、「ようふくじ」が

本来の読み方、そして、これが再現ＣＧ完成画像です。

なんとも優雅で荘厳な風景でしょうか？

こちらの寺院は、現在は存在しません、そう跡だけになって、公園として整備

されています。

建立は源頼朝、１１９２年です。そう、昔我々が覚えた「いい国作ろう鎌倉幕府」

です。

頼朝が義経や藤原泰衛らの霊を鎮め冥福を祈るためのお寺として、中尊寺の

二階大堂、大長寿院を模して建てられたと言われ、中央の二階堂、阿弥陀堂、

薬師堂からなる、大変美しい尊厳のある寺院があったそうです。

後に鶴岡八幡宮、長勝寿院と鎌倉の三大寺社と呼ばれたようです。

しかし、１４０５年に火災で焼失、現代に発掘調査、整備され今では

国指定の遺跡となっています。

その流麗な寺院を湘南工科大学の技術で、ＶＲ（バーチャルリアリティ

でしたっけね？）で蘇らせ、こうして３６０度、下から上から体感することの

できる施設が、ここ別館にございます。（説明ながっ！）

やるなあ、ＳＩＴ!!

でも見てる本人を白い目で見ると、こんな感じです。（ゲラゲラ）

あらぬ方向を見ているのは、ぐるっと見回してください、

とか言われてるんだと思います。

って笑ってばかりいないで、皆さん気づきましたよね？

そうです、この「永福寺跡」を中心にその周囲を「二階堂」と、そして二階堂

という住所は、伽藍の中央に建っていた二階堂から来ているのですね！

私が子供のころは、何故この辺は二階堂という地名、住所なんだろう？

とは少しも考えず、おたまじゃくしを管のまま取ってみたり（げっそれって

お玉子でしたわ）、山の中にある大きな木を基地にしたり、まむしに注意しろ！

とか大人に怒鳴られたり、とかしてましたが、ようやくこの歳になって、

気づかされ、まさにルーツを想わされた気がしました。

このＶＲが凄いのは、皆さんに直に体験、体感して頂かないと分かりませんので、

ぜひこちらへ足をお運びください。入館料大人は３００円です。

小・中学生は１００円。もちろん鎌倉市の施設ですので、いくつか観覧料

減免がございます。

ちなみにＶＲは無料でした。

どんどん長くなっていて、このままではまた「つづく！」とかになってしまい

そうなので、建物の裏手にまわった景色をまとめてご覧頂き、

（高台に上ることができて、海が見えますよ！）

（高台というのは、建物の裏山で、現在では葛原岡神社に合祀されている

合鎚稲荷社があった場所とのことです。）

終わりにしたいと思います。

もう少しお天気が良いと良かったんですが・・・

季節も春や、秋が良いかも知れません。

あっ！あと、肝心なことがっ！　日曜、休祝日、年末年始などは休館ですから

ご注意を！　　なんでも閑静な住宅地に建っているための、周囲への配慮

なんだそうです。

では、今夜も眠くなりましたので・・・おやすみなさいzzz

by 　ケンシロウ