さあ、今回こそ最終回(汚れた英雄の)に!
前回は、マシンの性能アップのリアリズムについて、
だったと思います。
それが、ドラマにも現れます・・・
劇中のオープニングのレースの際は、鍛え抜かれた脚力で、
エンジン始動した晶夫のマシンは、真にロケットスタートを
決めます。
しかし、大事な最終戦のスタートでは、エンジンが繋りません!
漸く繋った時には、最後尾・・・やはり排気系に手を入れたことで、
エンジンの出力はアップしたが、始動性に影響が出てしまったようです。
(これは、全くの個人的考察です)
そして、常に沈着冷静のはずの晶夫にも、焦りが・・・
タイヤが温まらないうちから、フルスロットル!!
全開でトップを追いかけます・・・
「タイヤもあったまんないうちから、飛ばしすぎだ!」
奥田瑛二がピットからサインを出しながら、叫びます。
そして、ついにトップ3まで順位を上げてきた時です!
そう、コーナーで転倒してしまうのです・・・・
さあ、ここからエンディング向けて、盛り上がって行きます!・・・
チャンピオン争い → ファクトリーチームのワークスマシンに千切られる →
プライベートマシンをチューンアップ → エンジン繋りにくくスタート出遅れる
→ タイヤが温まらないうちから無理して転倒 →
奇跡の逆転勝利!(まあこれはね)
→そしてエンディング・・・
こちらは、最近手に入れた オリジナルサウンドトラックEPレコード。
(裏ジャケです)
そうなんです、O.S.T は、CD化されていないんです。
この映画は、メインテーマ、エンディングテーマも良いのですが、
インスツルメント曲も、凄く良い曲が多く、ドライブ中に聞けたらなあって
何十年も思っていましたが、CDになってないならと諦めていました。
しかし、思い出したように、DVDやBDで見直す度に、サントラを
聞きたいという想いが募り、とうとうヤフオクで音源であるレコードを
手に入れ、ネットで探したダビング請負会社に依頼し、CD化して貰ったのです!
これで、iPod代わりの旧iPhoneにも、マイカーのナビ内蔵HDDにも
入れることが出来て、ドライブの際、時々聞いて
悦に入っております。
ドラマにリアリズムも有りつつ、現実離れした演出も有りつつ・・・
若き「草刈正雄」さんを起用することによって、ライダーのバイブルである
大藪春彦氏の小説「汚れた英雄」を、映像化、具現化したこの作品は、
今でも色あせる事なく、日本のモータースポーツ映画の中で輝き続ける、
全ライダーの(カブラーさんも)見ておくべき
映画であると(もう、完全に個人的主観)思います!
ご興味のある方は、DVD 、BD ともにお貸しいたしますので、是非!
by ケンシロウ
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