なんだ、この感覚は・・・
頭がボ~~っとし、中々足が進まない・・・
あと、どれくらい登れはいいのだろう(泣)
(バテテうつむいている私)
この日の朝、5時に鎌倉駅西口に集合。
私のトレーニング師匠の川島さんがペースメーカーとして
賛同してくれ
午前7時、御殿場口から頂上を目指す。
初の富士山登山ということで前日はワクワクし、あまり寝れず
スタートしてみると、とんでもないコースに来てしまったと
そして日頃のトレーニング不足を後悔。
川島さんは、火山灰の軽石の中、軽く登っていくが
体重の重い私は、一歩進んでは、ズルズルと下がっていく。
そんな時、ブルトーザーのキャタピラの跡を見つけ、
この段差を階段替わりに上っていく。
目線を上に上げると、頂上は、まだ雲の中。
回りは、川島さんと私だけ・・・そう、もう富士山は、
シーズンが終わっていたらしく
人影も見えなければ緑も見えない。
そんな中、遠く上の方に人影がっ
お~~!! なんか嬉しくなる。
追いつこうと思っても足が言うこと聞いてくれない、
心臓もバクバク。
膝に手を掛け一歩一歩進んでいると、ようやく7合目。
上を見上げると、頂上らしき姿が雲の隙間から見え、
まだ、あんなに遠い・・・とても、あともう少しだ!!とは思えない。
下を見下ろすと、雲の上、ちょっと感動
もう一踏ん張りと靴の大きさと同じくらいの歩幅で登る、
頭がボ~~っとしてきて、脹脛が攣ってくる。
急いで芍薬甘草湯を飲む。
もうこの辺でリタイヤ・・・と思い、上を見上げると頂上までの
山道から川島さんが手を振っている・・・
行かねば・・・
そんな時、川島さんより「12時までに頂上つかなかったら
ひきかえしましょう!」との声が。
後で聞いたが、この時、私の顔色が悪かったらしい。
人生初の高山病だ。
一歩、いや一足づつ登っていくと
上から「おめでとう!!」の声が。
11時半に頂上到着!!
登り始めて約4時間半^^;
頂上に着くと、一気に疲れが吹き飛び、テンションが上がる。
シーズンオフなので山小屋は閉まっていたが案外と登山客が多い、
皆さん吉田口から登っていたようだ。
頂上で家内が作ってくれたおにぎりをほおばる、
超美味しかったが
高山病のせいか、顎が言うこと聞かず
中々おにぎりを噛めなく飲み込めない・・・
登頂の感動を味わいたかったが、川島さんより天候が怪しいので
急いで下山する!の声で慌てておにぎりを飲み込む・・・ぐ、ぐるじい。
下りは、上りで攣りまくった足と高山病で岩や石との遠近感が
分からなくなった状態で、かなり怖い。
そして富士山下山で最も楽しいと言われている大砂走に
頭から突っ込む川島氏
速いっ
この大砂走を下れたことで上りの
苦しみは一気に吹き飛びました。
スタートからゴールまで総時間6時間37分。
今回の富士山登山で初の高山病を体験し
苦しい中登頂できた事、
なんとなく自分の小さな壁を破った様な気になります。
これって仕事も一緒かなと。
仕事が忙しくて出来ない、〇〇で忙しくて出来ないなどなど言い訳して
チャレンジしない事って一杯あると思うけど、
チャレンジして一つ一つ殻を破らなければ成長しないなと
今回の富士山登山で改めてそう思いました。
川島さん、富士山、ありがとう♪
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